札幌から日帰り観光|炭鉱遺産6ヶ所を写真付きで紹介&感想

旅行

札幌の近くで、日帰り観光したい人に向けて書いた記事です。
行きにくいイメージがある炭鉱遺産。意外と楽に行けちゃいます!
炭鉱遺産に興味がなくても大丈夫!きっと見に行きたくなるはずです!

2020年12月1日現在の情報です。最新情報は公式サイトからご確認ください。
空知の炭鉱の概要は一番最後です。

1.【赤平(あかびら)】住友赤平炭鉱

赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設

赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
住所/電話番号
赤平市字赤平485番地/0125-74-6505
営業期間/営業時間
月・火休館(休館日が祝日の場合は営業して、翌日休館)/9:30~17:00(入館は16:30まで)
ガイドの催行時間(約1時間半、立坑櫓のみ希望は約50分)
①午前10時から ②午後1時30分から
入館料
無料
ガイド料(赤平市民以外)
一般:大人800円小学生以下300円障害者600円
20名以上の団体:大人600円、学校団体(中高生)400円、小学生200円、障害者500円
ガイド料(赤平市民)
一般:大人200円、小学生以下無料、障害者150円
20名以上の団体:大人150円、学校団体(中高生)100円、小学生無料、障害者100円

ガイダンス施設では、炭鉱で使っていた道具や炭鉱の図面、炭鉱労働者の暮らしに関する品々を展示しています。

ガイド料を払うと、赤平炭鉱立坑櫓の内部と近隣にある関連施設の見学ツアーに参加できます。元炭鉱マンが詳しく解説してくれます。

公式サイトはこちら

ちょこっとレビュー&感想

ガイダンス施設はつい最近建てられました。館内は明るく、とてもきれいです。展示はとても見やすかったです。説明が必ずと行っていいほど付いているので、当時使っていた様子のイメージがつきます。炭鉱に興味がなくても、楽しめるはずです。入館は無料で、駐車場はそこそこ広いので、気軽に立ち寄れます。

見学ツアーはとても貴重な体験になりました。定員40人です。ヘルメットをつけて中に入ります。古いので、ごくたまに何か落ちてくるそうです。「昨日、操業やめました」くらいに色々残っていました。石炭を積んでくる台車や縦長巨大エレベーター、くじらを持ち上げられそうな巨大巻き上げ機と綱、操作する機械など多種多様で、ワクワクしました。飽きません。出発前に点呼する場所もみせてくれました。

いろいろ残ってはいるものの、通路は片付いていました。また、スロープを付けるなどして、安全にかなり気を使っていました。それでも、段差と階段は多いので、足元注意です。

関連施設には車で連れて行ってもらいました。関連施設の中は炭鉱で使っていた機械が大量に保管されていました。時間がたっぷり確保されていたので、じっくりゆっくり観察できました。出るときに石炭のちっちゃなかけらを記念にもらえました。とても中身が濃いので、炭鉱に興味がある人だったら、心のなかで万歳三唱してるかもしれません。

アクセス

以下の記事で詳しく解説しています。是非、参考にしてください。

赤平の炭鉱遺産を見に行く3つの方法|札幌から日帰り観光
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設のアクセスを高速バス、鉄道、自動車の3通りで詳しく解説しました。札幌からちょっと遠いイメージがありますが、2時間で行ける穴場観光スポットです。一人旅は高速ふらの号かJR特急、家族、大人数は自動車で行くと良いです。

2.【美唄(びばい)】三菱美唄炭鉱

炭鉱メモリアル森林公園

炭鉱メモリアル森林公園
炭鉱メモリアル森林公園
住所/電話番号
〒072-0000 北海道美唄市東美唄町一ノ沢/0126-62-3137(美唄市総務部地域経営室)
開園期間
定めなし ※冬季(11月上旬~4月下旬)は通じる道路が閉鎖される
入場料
無料

炭鉱メモリアル森林公園に通じる道道135号美唄富良野線は冬季(11月上旬~4月下旬)通行止めです。スキー場までしか行けません。

2機の赤い立坑櫓と電源所、原炭ポケットが残されています。原炭ポケットとは、採掘した石炭を保管しておく場所です。近くまで寄って見ることが出来ます。2007年11月、経済産業省が指定する近代化産業遺産に選定されました。

駐車場用の大きな空き地と広々とした草地があります。

近くに三菱美唄記念館があります。炭鉱の歴史に関する品々と写真、模型を展示しています。

ちょこっとレビュー&感想

山奥にある公園です。街灯がありません。また、ヒグマが出るおそれがあるので、明るい昼間に行った方が良いです。道道135号美唄富良野線で向かいます。この道は富良野まで完成していないので、美唄側からしか行けません。途中のアルテピアッツァ美唄、スキー場、三菱美唄記念館、この森林公園のためにあるような道路になっています。冬季はゲートが閉まって入れないのでご注意を。

公園内は広々としていました。夏真っ盛りで草ぼうぼうかと思いましたが、草は刈られており、しっかり整備されているという印象を受けました。ハチはいませんでしたが、アブがいたので注意が必要です。

東京タワーみたいな色の立坑櫓はとてもかっこいいです。とても大きくて、遠くからでも目立ちます。札幌駅近くに建っていたら、東京駅の銀の鈴なみに有名な待ち合わせ場所になっていたと思います。近くまでいけますが、下には入っていけません。

かつては、あたりいっぱいに炭鉱住宅が建っていたようですが、見る影もありませんでした。立坑櫓の周りもきれいさっぱりでした。スキー場近くの三菱美唄記念館にあった写真には、立坑櫓を取り囲むようにたくさんの建物が建っていました。

JR利用者は美唄駅からタクシーで行く必要があります。タクシーは結構お金がかかるので、美唄市の乗合タクシーを使って行きました。※登録とタクシーの予約が必要です。アクセスで後述。

アクセス

以下の記事で詳しく解説しています。是非、参考にしてください。

炭鉱メモリアル森林公園に行く2つの方法
北海道・美唄の炭鉱メモリアル森林公園のアクセスを2通りで解説しました。他の公園にはない新鮮さがあります。札幌から手軽に行ける穴場観光スポットなので、是非行ってみてください。

3.【幾春別(いくしゅんべつ)】北炭幾春別炭鉱

旧幾春別炭鉱錦立坑櫓

住所/電話番号
〒068-2113 三笠市幾春別山手町/01267-2-3182(三笠市役所・企画振興課)
営業期間/営業時間
定めなし ※冬季(11月中旬~5月下旬)は通じる道が閉鎖される
入場料
無料

三笠市立博物館の裏にあります。川を橋で渡ると森林鉄道跡地がサイクリングロードになっており、このサイクリングロード沿いにあります。

現存する道内最古の立坑櫓。1919年に建設されました。立坑は195メートルの深さがあり、コンクリートで塞がれています。1953年に採炭を中止。桂沢ダムの建設計画と自然発火を理由に1957年に廃鉱になりました。隣に使われなくなった捲揚室(鉄筋コンクリート造)と変電所が残っています。

ちょこっとレビュー&感想

崖沿いにひっそりと佇んでいます。「ラピュタ」に出てきそうな雰囲気があります。近くに寄って写真を撮ることができますが、中には入れません。北炭の社章のがついているのが印象的でした。

意外と観光客が多いです。道は舗装されているところが多く、歩きやすかったです。橋は崖に架けられているので、川面からの距離がかなりあり、景色が綺麗に見えました。

見に行くだけだと物足りない方へ。

幾春別炭鉱錦立坑櫓は三笠市立博物館の裏にあります。三笠市立博物館は化石や動植物、北海道の開拓についての展示があります。内容が充実していて見るものが多く、面白いです。こちらにもぜひ足を運んでみてください。なお、三笠市のマンホールには恐竜が描かれているものもあります。

三笠市立博物館
三笠市立博物館

三笠市立博物館の公式サイトはこちら
三笠市立博物館の展示内容はこちら

アクセス

JRとバスで行く

①札幌駅から普通列車・岩見沢行きに乗車、約40分。
②岩見沢駅改札を出る。エスカレーターを降りて、直進。バスターミナルの建物に入る。
③岩見沢ターミナルから北海道中央バス・三笠線(22系統)に乗車、約1時間。
④終点の幾春別町バス停で下車。
⑤バス停から東へ徒歩約5分。

札幌駅~岩見沢駅:970円
岩見沢ターミナル~幾春別町:570円

途中の三笠市まで行くバスはかなりあります。しかしながら、その先の幾春別町に行くバスは1時間に一本程度です。ご注意を!

北海道中央バス・路線図はこちら 岩見沢駅から北東に向かう路線です
北海道中央バス・岩見沢管内の時刻表(2020年10月1日改正)はこちら 三笠線を参照

車で行く 付近の三笠市立博物館に駐車場あり

①札幌JCTから道央自動車道で旭川方面。
三笠ICで降りて、道道116号線で山の中に入る。
③道なりに進むと右手に見える。計約1時間。

4.【奔別(ぽんべつ)】住友奔別炭鉱

奔別炭鉱立坑櫓、ホッパー(貯炭場)

住所/電話番号
〒068-2100 北海道三笠市奔別町/01267-2-3997(三笠市役所・商工観光課)
営業期間/営業時間
なし 

私有地のため、敷地内の立ち入りは許可が必要です。敷地外からの見学はいつでもOK。
夏に「NPO法人炭鉱の記憶推進事業団」が敷地内の見学イベントを開くことがあります。

明治時代に採掘が開始されました。石炭の埋蔵量が非常に多く、戦後は「スクラップ・アンド・ビルド」で、巨額の費用を投じて立坑櫓が造られました。立坑の深さは735メートルです。東洋一とも呼ばれたほど巨大な炭鉱施設です。

ちょこっとレビュー&感想

NPO法人炭鉱の記憶推進事業団こちらの公開イベントに行きました。

受付を済ませると、ヘルメットを被って敷地内に入れます。敷地外からの見学に比べて、圧倒的に近い場所から立坑櫓を見学することができました。屈強に見える鉄骨の骨組みも相まって、迫力がすごいです。

ホッパーは立坑櫓の反対側にあります。コンクリートの構造物の上に長屋が乗っているような不思議な形です。写真ではわからないとは思いますが、相当大きいです。「どうやって建てたの?」と疑問に思うほど大きいです。

現在は公開されていませんが、このときはホッパーの内部も見ることが出来ました。石炭が落ちてくるところには板が載せてあり、安全に配慮されていました。線路が残っていて、使っていた当時の雰囲気を感じられる場所でした。コンクリートを見る限り、とうてい崩れそうになく、不安は感じませんでした。

アクセス

JRとバスで行く

①札幌駅から普通列車・岩見沢行きに乗車、約40分。
②岩見沢駅改札を出る。エスカレーターを降りて、直進。バスターミナルの建物に入る。
③岩見沢ターミナルから北海道中央バス・三笠線(22系統)に乗車、約1時間。
④終点の幾春別町バス停で下車。
⑤バス停から北へ徒歩約5分。

交通量が多いので、車にご注意ください。

車で行く 幾春別バス停横に駐車場あり

①札幌JCTから道央自動車道で旭川方面。
三笠ICで降りて、道道116号線で山の中に入る。
③道なりに進むと右手に幾春別町バス停が見えるので駐車。
④バス停から北へ徒歩約5分、計約1時間。

5.【万字(まんじ)】北炭万字炭鉱

万字炭山森林公園

住所/電話番号
〒063-3163 岩見沢市栗沢町万字西原町3番地/0126-45-2411(岩見沢市役所・栗沢支所・農政部栗沢産業振興課)
開園期間
5月中旬~10月下旬

春は桜、秋は紅葉がきれいな公園です。園内のズリ山(石炭選別時に出る、石炭以外のものを積んでできた山)の階段が有名です。直線に775段の階段が設けられています。散歩にぴったりの公園です。

炭鉱遺産はほとんど残っていません。入り口の右側に、ホッパーのようなものがありました。半分埋められていました。

ちょこっとレビュー&感想

JRとバスで行きました。

車がないと、万字はハードルが高いです。万字地区を走るバスがほとんどありません。

岩見沢駅からかなり距離がありました。北海道中央バスは岩見沢ターミナルから出ていますが、途中の毛陽交流センターまでしか来ません。どこかで、市営万字バスに乗り換える必要があります。

公園の近くには赤と青の屋根がきれいな,、立派な炭鉱住宅?がありました。

万字寿町回転所
万字寿町回転所

公園に入るとき、山道を通ります。看板とグーグルマップがないと、公園にはたどり着かなそうです。

炭鉱遺産のうち、目立っている遺構は公園に入ったすぐ脇にあるのみです。炭鉱遺産を見に来るのではなく、自然の中を散策するつもりでくると良いと思います。

公園には管理所がありました。困ったことがあったら、寄ってみるといいと思います。公園の中は散策する道がたくさんありました。もし時間があれば、ズリ山登山にも挑戦してみてはどうでしょうか。

余談ですが、万字簡易郵便局は旧万字線の駅舎を再利用しています。裏側にホームにつながっていた階段が残っています。こちらもちょこっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

アクセス

車で行く 駐車場あり <おすすめ>

①札幌JCTから道央自動車道で旭川方面。
岩見沢ICで降りる。270度ほど回って、道道38号岩見沢夕張線に入る。
③道なりに進む、森林公園左折という看板があるところ(万字寿町回転所バス停手前)で左折。
④すぐに右折して、山道に入る。
⑤ちょっとして山道を抜けると到着、計約1時間20分。

万字を過ぎて、峠道を超えると夕張市です。万が一、通り過ぎてしまったら、夕張メロンとカレーそばを食べてから戻ってきたほうが良いです。

JRとバスまたはタクシーで行く

①札幌駅から普通列車・岩見沢行きに乗車、約40分。
②岩見沢駅改札を出る。エスカレーターを降りて、直進。バスターミナルの建物に入る。
③岩見沢ターミナルから北海道中央バス・万字線(15系統)に乗車、約40分。
④終点の毛陽交流センターバス停で下車、市営万字バスに乗り換え、約10分。
 バスがなければ、タクシーを使うか公園まで歩いてください。約6kmです。
⑤万字寿町回転所で下車。
⑥看板に沿って、山道に入る。徒歩約5分で到着。

札幌駅~岩見沢駅:970円
岩見沢ターミナル~毛陽交流センター:740円
毛陽交流センター~万字寿町回転所:無料

万字地区はバスがほとんどありません。バスで行かれる際は、前もって余裕を持った行程を作ってください。

万字寿町回転所とは、万字寿町のバスが折り返す場所、という意味です。そこにバス停があります。

毛陽交流センターでなくても、市営万字バスに乗り換えることができます。
例えば、北海道中央バス・上志文中央バス停で降りて、徒歩約10分。市営万字バス・上幌地区集会所バス停まで歩いて乗り換えることができます。

北海道中央バス・路線図はこちら 岩見沢駅から西に向かう路線です
北海道中央バス・岩見沢管内の時刻表(2020年10月1日改正)はこちら 万字線を参照
市営万字バスの路線図はこちら
市営万字バスの時刻表はこちら
岩見沢のタクシーはこちら(タクシーサイト)

6.【夕張(ゆうばり)】北炭夕張炭鉱

夕張市石炭博物館

夕張市石炭博物館
夕張市石炭博物館
住所/電話番号
〒068-0401 夕張市高松7番地/0123-52-5500
営業期間/営業時間
火休館(夏休み・お盆は開館)/[4-9月]10~17時 [10-11月]10~16時(入館は30分前まで)
※11月中旬から3月までは休館。
入館料(一般/夕張市民)
中学生以上:720円/無料、子供:440円/無料、障害者:660円
※幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばとのセット券は1000円
※夕張市民随伴者は10名まで大人440円。子供は無料
入館料(20人以上の団体)
中学生以上:660円
館内ガイド(別途入館料が必要。45分間、40人まで、要予約)
一般:11000円
館長特別:22000円
行政等視察:6600円 ※6人以上は一人1100円を加算

公式サイトはこちら

夕張市石炭博物館はリニューアルしたばかりです。展示内容が整理され、より見やすくなりました。数々の展示品や案内から炭鉱の歴史と炭鉱労働者の暮らしを学ぶことが出来ます。地下展示室には坑内で使用していた機械が置かれていて、一部は動かすことが出来ます。マネキン付きで、使い方が想像しやすくなっています。

1階展示室>2階展示室>地下展示室>模擬坑道(閉鎖中)という順番で見ていきます。じっくり見ると1~2時間くらいはかかります。

ちょこっとレビュー&感想

夕張市石炭博物館はまるで都心にあるかのように、洗練された印象を受けました。デザインも重視してリニューアルされたようです。トイレも綺麗でした。

展示品はリニューアル前と比べて減ってしまった、という意見もあるようです。しかし、それでもかなりの数の展示品があり、初見の私はお腹いっぱいという感じでした。プロジェクターでの展示や一回ホールでの展示もとてもおもしろかったです。行ったときは、夕張鉄道の展示がありありました。サボや手書きの運賃表、切符、写真などさまざまな物が展示されていました。

模擬坑道は本当に石炭が採れる地層に造られています。とても迫力があり、どのように機械を使っていたかが分かるとてもありがたいものでした。現在は見学できなくなってしまって残念です。

アクセス

バスで行く 高速ゆうばり号 <おすすめ>

①札幌駅前バスターミナルから北海道中央バス・高速ゆうばり号に乗車、約1時間40分。
②終点のレースイリゾートバス停で下車。
③レースイリゾート前バス停から夕鉄バス・夕張市石炭博物館行きに乗車。
④終点の夕張市石炭博物館バス停で下車。

札幌駅前バスターミナル~レースイリゾート:1950円
レースイリゾート前~夕張市石炭博物館:170円

夕張市内直行のバスです。一日3往復で、ICカードが使えます。
途中で室蘭本線の栗山駅を経由します。栗山駅までJRを利用できます。

北海道中央バス・高速ゆうばり号の時刻表はこちら
夕鉄バスの時刻表はこちら

JRで行く 特急利用

①札幌駅からJR特急とかち/おおぞらに乗車、約1時間10分。
②新夕張駅下車。
③新夕張駅前バス停から夕鉄バス・夕張市石炭博物館行きに乗車。
④夕張市石炭博物館バス停下車。

札幌駅~新夕張駅:乗車券1890円、指定席特急券1680円
新夕張駅前~夕張市石炭博物館:830円

普通列車でもいけます。しかし、本数が極端に少なく、旅程が大幅に制限されるのでおすすめできません。

夕鉄バスの出発時間にご注意ください。土日祝日のみ運行のバスがあります。

夕鉄バスの時刻表はこちら

車で行く 駐車場あり

①札幌JCTから乗り、旭川方面。
江別東ICで降りる。江別太交差点から南下して国道337号方面。途中で道道1009号に入る。
③右折して道道45号に入る。その後すぐ左折して道道3号に入る。
④由仁交差点で左折して、国道234号に入る。
⑤角田交差点で右斜め前右折。道道38号を経由して、夕張市内へ入る。
⑥若菜交差点を左折。道なりに進む。右手に石炭博物館の駐車場が見える。計約1時間30分。

7.【ちょこっと解説】空知の炭鉱

空知の炭鉱がある場所

北海道の中心から見て、ちょっと西。札幌と富良野、旭川と夕張に挟まれた山間の地域です。

山の中から石炭がたくさん採れました。儲かるので、三井、住友、三菱、北海道炭礦汽船(北炭)など様々な企業が石炭採掘に参入しました。このため、数多くの炭鉱と炭鉱住宅地が生まれました。

石炭採掘は明治時代に始まった

石炭採掘は明治時代に始まりました。お雇い外国人のスミス・ライマンが現在の三笠・幌内地区で石炭を発見。豊富な埋蔵量に注目して、1879年に官営の幌内炭鉱が開かれました。また、1882年には、港がある小樽まで石炭を輸送するために、幌内鉄道が開通しました。

炭鉱の開発が進んだ

幌内炭鉱が開かれた後、財閥を中心に、炭鉱がどんどん開発されていきました。例えば、羽幌、石狩沼田、芦別、赤平、歌志内、上砂川、美唄、幾春別、奔別、美流渡、万字、夕張が挙げられます。石炭の採掘量と石炭を運ぶ鉄道の総延長もこれに従って伸びていきました。

炭鉱労働者とその家族は炭鉱の周りに定住しました。炭鉱は大量の労働力が必要だったので、人口はかなり多かったようです。事実、1つの炭鉱に対して複数の町が形成されました。

大量の人口と石炭の稼ぐ力の強さを背景に、町は発展し続けました。購買力が大きく、テレビ、冷蔵庫などの家電が早くから普及しました。また、地域によっては、学校やプール、映画館が造られました。さらに、経済的に豊かだったため、嫁ぎ先としても人気があったようです。

こうした炭鉱都市では多くの生活物資、食料品、工業製品が必要になりました。この供給のために現在の滝川、砂川、岩見沢などの地域も発展していきました。

戦後はエネルギー不足を理由に石炭が重要視されました。このため、資金が優先的に供給され、採掘量が急速に回復しました。炭鉱は経済復興を支えました。石炭生産は1950年代に最盛期を迎えました。

安い石油に押されて、徐々に閉山。

1960年代に入り、政府が原油の輸入を自由化。原油が輸入され始めました。安価だったため、様々な場所で急速に使われるようになっていきました。それに伴って、石炭が売れなくなっていきました。

石炭産業は生き残るために「スクラップ・アンド・ビルド」を実行しました。具体的には、①効率が悪く、生産量の低い炭鉱を閉じる(閉山)、②炭鉱の生産効率を高めるため、最新・高効率の機械を導入するという政策です。最新の採掘機を導入しました。また、石炭を運搬しやすくするため、地下に真っ直ぐ降りていける立坑と立坑を降りるためのエレベーター役を担う立坑櫓の建設も盛んに行われました。

しかしながら、1970年代に入って中東で大きな油田が見つかりました。輸入される石油は安くて使いやすく、石炭はこれ以上太刀打ちできなくなりました。生産設備の集約は進んでいましたが、それでも限界がありました。

1980年代には、石炭で稼ぐのが難しくなりました。大きな炭鉱でも徐々に閉山されていき、1990年代に空知の炭鉱はすべて閉山しました。

現在の様子

閉山後、急速に人口が減りました。生計を立てるためです。これに伴い、多くの炭鉱住宅地は消滅して自然に還りました。コンクリート製の巨大な建物が残る以外はほとんど面影が残っていません。夏は草木が繁茂して、ほとんどわからなくなりますが、古びた橋や道路に並走する鉄道跡地、廃屋などは見ることができます。

炭鉱が消えても、自治体が消えたわけではなく、歌志内市や芦別市、赤平市、夕張市などは今も存続しています。活気を取り戻そうと、工夫を凝らしている地域も多いです。

例えば、赤平市は旧炭鉱施設を見学できるツアーを開催しています。夕張市は石炭の層に造られた模擬坑道を歩くことが出来ました。三笠市は石炭を輸送するのに使っていた鉄道を活用して、トロッコを運行しています。

おわりに

炭鉱遺産はなかなか見ることが出来ない貴重な遺産です。日帰りでも行けるので、北海道に行かれた際は是非足を運んでみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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